福島一時保養プロジェクトについて


 2013年3月に第1回「九州に、ゆた〜っとしにこんね!(通称ゆたこん)」が開催され、福島県在住の27名の子ども達(小学1年生から中学1年生)が長崎や久留米で10日間過ごしました。
 その翌年8月16日から1週間、第2回目の「ゆたこん」を開催し、10組の親子が参加いたしました。その後いただいた感想やお手紙などで、安心して外で遊べる事や、安心して水を飲める事、安心して生野菜を食べられる事という、「普通の事」が嬉しかったという言葉をもらいました。
 また、福島在住のお母さんから、今はカブトムシなどの昆虫や、野に咲く草花の放射線量が高く、子ども達に触れさせる事ができない事を聞きました。昆虫や草花は、子ども達にとって宝ものだというのに。こちらが考えている以上に、現状は厳しい方向に、今もなお進んでいます。また、その子ども達を支える親御さんも、見えない放射能や、見通しの効かない将来への不安やストレスを抱えながら、毎日を余裕なく過ごしておられます。

 この「ゆたこん」を企画するにあたって、最低10年間は継続して長崎の地で保養をしていただこうと話し合われました。なぜなら、被曝の苦しみを抱えてきた長崎だからこそ、通じ合えるものがあると信じているからです。福島から遠く離れた長崎だからこそ、できる事があると信じているからです。まずは10年間、長崎でやり続ける事が重要だと考えています。
 2016年3月26日から1週間、第3回目の「ゆたこん」を開催いたします。今回も子ども限定ではなく、親子で長崎の地でゆた〜っとした時間を過ごしていただけるよう企画しています。つきましては「ゆたこん」プロジェクトの実現に向けて、企画の趣意をお汲み取り頂き、ご支援・ご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。

合掌